藤丸デパートの閉店

コロナで帰省を控えていた。帯広を訪れるのは久し振りである。営業している全階の様子をしっかりと目に焼き付けておこうと、10:00の開店を待って藤丸に入った。幼い頃、私はデパートのことを「フジマル」と言うのだと思い込んでいた。藤丸に行くのが大好きだった。

帯広の中心は、元帯広市民であった私にとっては、JR帯広駅と藤丸の2つである。藤丸が無くなるというのは、この思いの中心地が空洞になることに等しい。これまでは想像だにしてこなかったことだ。

〈道内資本最後の百貨店、藤丸(帯広)が来年(2023年)1月末で閉店し、私的整理による事業再生を目指す方針を明らかにした。JR帯広駅前の老舗ビジネスホテル「ふく井ホテル」などを運営するベンチャー企業「そら」(帯広)に対して、藤丸の屋号と事業を引き継ぐ新会社を設立し、営業を再開するよう要請している。藤丸の藤本長章社長と、そらの米田健史社長が・・・〉


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